美容整形に失敗しないために

もし、あなたのお顔や体のどこか気になるところを治してあげます、と言われたらどこを治したいですか?一重まぶたをパッチリ二重まぶたにしたいとか、鼻を高くしたいとか、はたまたおなかのお肉をなくしたい、胸を大きくしたい、シミやシワをなくしてきれいな肌にしたい…あげればきりがないかも?!というのは言いすぎかもしれませんが、「わたしは治したいところなんてどこもありません!」なんて女性はまずいないのではないでしょうか。

そんな気になる部分を治すには、ダイエットやサプリメント・化粧品の方法もありますが、そういった選択肢のひとつに「美容整形」があります。

「美容整形」とひとくちに言っても、一重や奥二重などのまぶたをくっきりの二重にするとか、たるみをとるなどのいわゆるプチ整形から、脂肪吸引や骨をはずすなどの大きな手術まで種類もさまざまです。

鏡を見ては「ここがもう少しこうだったら、ああだったら」なんて希望は尽きないと思いますが、美容整形をすればそんな夢がかなう。お金がたくさんかかっても、希望の体や顔を手に入れるためなら仕方ない…それで理想の体が手に入るなら…

でも、美容整形にお金をいくらはたいても、自分が思い描いていた希望の体や顔になれるのか?というと、いちがいにそうでもないようです。

ここでは、美容整形に失敗した人の話から、美容整形をするときの心がけまで、美容整形に失敗しないためのポイントをいくつかお話していきます。

このように失敗しないためにしっかりとチェックしておきましょう。

美容整形手術を受ける前に考えよう

思い通りにいかないというリスク。

美容院で、「歌手の○○さんみたいな髪型にしてください」と注文したり、憧れの芸能人の写真を持参して「こういう髪型にしてください」と言っても、できあがってみると全然違った、なんて経験がある方、多いのではないでしょうか?私はあります。

同じように美容整形でも、手術後の顔が自分の思い描いていた顔と違ったり、気に入らないこともあるかもしれません。失敗したのが美容院でのヘアスタイルなら、カットやパーマで失敗したとしてもまた伸びてくるし、パーマなら落とすこともできます。

ですが、美容整形の場合、気に入らなかったから直すということができない場合が多いのです。どんな手術においても、失敗すること・または効果がみられないことがある、というのを頭においておきましょう。

また、仮にご自分がイメージしていた仕上がりになったとしても、そのことで必ずしも幸せになれるとは限りません。

愛するご主人のためにきれいになりたくて美容整形をし、成功したのに、ご主人から「前の方がよかったのに」とか「違う人みたいでいやだ」なんていわれてしまったりなどという話もよく聞きます。
このようなことは頭に入れておく必要があるでしょう。

美容整形手術についての知識

手術までのながれ。
美容整形を行っている施設はさまざまですが、概ねにしてまずはクリニックに問い合わせをし、その後具体的なカウンセリングにて希望を説明し、手術を受けます。このカウンセリングで、具体的にどの部分をどうしたいのかを正確に伝えないとあとで取り返しのつかないことになります。

そのほか、手術後のケアや保険についてもカウンセリングの時点でしっかり確認し、少しでも納得いかない部分があったり、不安が残る場合は整形手術をいったん考え直したほうがよいでしょう。カウンセリングで納得がいったら、いよいよ手術です。

クリニックによってはカウンセリング当日に手術を受けることができるところもあります。手術後、アフターケアとしてカウンセリングを受け付け、手術後に何か疑問や問題が生じた場合に質問を受け付けているクリニックもあります。

手術の費用や時間は、手術する部位や内容によっても変わってきますが、簡単なものだと5分程度で済むものもあり、値段も10万円をきるものもあります。

たとえばある美容整形クリニックでは、二重まぶたの埋没法だと手術時間は5分程度から、費用は7万円程度からでできます。高いものはきりがありませんが、1回の手術で100万円近くかかるものもあります。

特に費用については、クリニックで最初に提示してくる金額ではおさまらず、手術後のマッサージなどのアフターケアやケア用品の購入などに費用がかさみ、最終的に手術前に聞いた金額よりもずっと高くなってしまったというケースも多くあります。

カウンセリングの時点で、ご自分の美容整形にかかる総費用をしっかり確認する必要があります。
整形手術はだいたいこういった感じになるでしょう。

失敗の定義は難しい

美容院で、自分が思い描いていた髪形と違う仕上がりになって「失敗した!」と憂鬱だったのにまわりからは意外と評判が良かったり、逆に自分では気に入った髪形だったのに周りから「前のほうがよかった」なんて言われた経験はありませんか?

もしくは、カリスマといわれている美容師にお願いして、イメージをしっかり伝えたのに仕上がりが全然イメージと違ったなんてこともよくあることです。

これは、ひとりひとりのセンスの違いのために起こる問題でもあるのです。そのため、自分が「失敗」と思っても、それを担当した美容師をはじめまわりの人からは「成功だ」とか「失敗ではない」と思われることがあるのです。美容整形についても同じで、自分で「失敗だ!」と思ったことは必ずしも病院側にとって失敗でない場合があるのです。

もちろん、「自分のイメージと違った」ということ自体がご自身にとっては失敗になるのですが、明らかに病院側のミスであるとは言い切れません。

たとえば、ご自分がイメージとして伝えたものが説明が不十分だったりあいまいだったりしてうまく伝わりきらなかったのかもしれません。

そういったあいまいな「失敗」を防ぐためにも、事前のカウンセリングが重要になるのです。

一言で失敗と決め付けるのはとても難しいことだといえるでしょう。

美容整形失敗の例:その1

効果がなかった・元に戻ってしまったケース
せっかくきれいになりたくて、高いお金をかけて整形手術したのに、その結果が手術前とあまり変わらなかったり、または気に入っていたのにしばらくたったら元に戻ってしまった、という例です。
「脂肪吸引をしたのに、効果がない!」

「二重まぶたをプチ整形したけど、元の顔とあまり変わらない…」
「シワをなくそうとボトックスをしたけど、すぐに元に戻ってしまった!」
もともとの脂肪が多い場合、脂肪吸引だけではすっきりとは脂肪が取れません。

ある程度ダイエットで落とす必要があるのです。また、広告などの宣伝で「全身の脂肪吸引が可能」とうたっているところがありますが、もともとの脂肪の量によっても効果は異なります。

美容整形で二重まぶたにするには、埋没法と切開法の2種類があります。埋没法は糸で留める方法で、メスを入れたりしないので、手術の時間も費用も少なくて済み、一般に「プチ整形」とも言われます。奥二重の方の場合はあまり変化がみられないかもしれません。

シワの部分にコラーゲンを注入するボトックスも、しばらくたつと元の状態に戻ります。

いずれの場合も、人間の体は異常があると常に元の状態に戻ろうとする性質があることも理由のひとつと考えられます。
このような失敗例も存在します。

美容整形失敗の例:その2。

取り返しのつかないことになったケース。
「エラが張っているので、切開手術をしたら口がうまく開かなくなってしまった!」
「二重まぶたにしたくて切開法の手術を受けたら、左右違う目になってしまい、不自然でまわりにもバレてしまった!」

「腕の脂肪吸引をしたら、神経を傷つけてしまったようで腕が動かなくなってしまった」

前にあげたような、「効果がなかった」「元の状態にもどってしまった」というのも、高い金額を払った割にはもったいなかったという気持ちにはなりますが、もっと大変なのは、高い金額を払って、美しくなりたくて整形したのにそれがかえって取り返しのつかない障害を招いた場合です。

エラの切開手術とは、張っているエラの部分を切開して、専用の器具で余分なエラの骨を取り除いていく形です。このときに神経を傷つけたり、骨の抜き具合がうまくいかなかったりすると噛み合わせが悪くなったり、口が閉まらなくなったりなどの障害が残る場合があるようです。

二重まぶたの切開法というのはまぶたの部分を切って余分な脂肪を取り除き、くっきりした二重を作る方法です。

メスを入れるので、時間も費用も埋没法よりかかり、また近年埋没法が発達してきていることから切開法を選ぶ人は少なくなってきているようですが、手術の成功・失敗以前に手術後に著しい変化がみられ、顔が違う感じになってしまって嫌だった、という例も少なくありません。

また、腕の脂肪吸引の際に神経を傷つけ、腕が動かなくなってしまい、物をつかむこともできなくなってしまったという例もあります。

残念ながらこういった取り返しのつかない失敗の場合、ショックで自殺する人もいるのです。
このような事はとても参考になるので頭に入れておきましょう。

美容整形に失敗しない方法:その1 病院の選び方

美容整形に失敗しない方法:その1 病院の選び方。
いろいろな意味で洗練されたところを選ぶ。

たとえば、いろいろな雑誌に広告がのっているとか、テレビのコマーシャルでよく見るから安心、という理由で選ぶのは危険です。たしかに雑誌やコマーシャルでよく見るクリニックは大手かもしれませんが、その広告費を稼ぐために手術の費用もほかのクリニックより高く設定されている場合もあります。

また、他に比べてあまりにも価格が安かったり、破格のキャンペーンや値下げがあるところも怪しいです。いいクリニックは清潔感があって、受付の人や電話に出たスタッフの対応、カウンセリング時の対応などが感じがよくしっかりしているところが良いでしょう。

クリニックそのものよりも、大事なのは執刀するドクター。

しかし、クリニックがきれいで、受付の人の感じがよければすべて良いというわけではありません。問題はどのドクターに執刀してもらえるのかです。実際、ドクターが非常勤だったり、アルバイトだったりするところがあるというのも事実です。

形成外科に認定されていて、経験・実績の豊富なドクターに執刀してもらえるのかをしっかり確認しましょう。1人の医師が数人を一気にみている、などということがなく、しっかり1人1人をみてくれるところがよいでしょう。

カウンセリングから執刀医師に相談でき、しっかり話を聞いてくれる。こちらの疑問や質問に対して丁寧に答えてくれ、説明してくれる。

そんな納得いくドクターに出会えるまで、安易に整形手術をしない方が良いです。
このように、病院選びも非常に大切です。